Service製品・技術

ダイカストとは

ダイカストとは、DIE(鋳型)CAST(鋳造)という意味であり、溶融した金属を鋳型に圧力をかけて鋳込み、鋳造品を短いサイクルタイムで大量に生産する鋳造方法のことをいいます。また、ダイカストは他の鋳物と比較して寸法精度に優れ、鋳肌が滑らかなことから、機械加工についても工程削減できることが特徴です。

主なダイカスト用合金

ダイカストに使用される一般的な合金としては、アルミニウム合金・亜鉛合金・マグネシウム合金等の非鉄金属とその合金です。

アルミニウム合金

最も幅広く使用されている合金で、経済性や成形性に優れております。

【取り扱い実績のある合金】

・ADC12 ・A365 他

Product 01

自動車 / 二輪関係

自動車に搭載される電装部品となるヒートシンクやECUケース、EV用の充電器部品、また、エンジン制御に関わるターボアクチュエーター部品を製造しております。二輪向けにおいては、シリンダーヘッドカバーやオイルパンを製造しています。

製造品目の紹介【車載関連】

HEAT-SINK

サイズ:68 × 138 × 88

BOSS

サイズ:56 × 56 × 37

BASE

サイズ:136 × 120 × 28

HOLDER

サイズ:26 × 24 × 15

OIL PAN

サイズ:300 × 192 × 37

CYLINDER HEAD

サイズ:293 × 173 × 103

生産概要 【PHEV用充電器ジャンクションボックス】
  • ・部品名称:CASE & COVER
  • ・鋳造仕様:350ton 各×1ヶ取り
     機械加工:MC×3
  • ・材種:ADC12
  • ・製品サイズ:289×154×74(CASE)
           326×148×46(COVER)
生産概要 【車載インバーター筐体】
  • ・部品名称:JACKET
  • ・鋳造仕様:350ton ×1ヶ取り
     機械加工:MC×1
  • ・材種:DIK365(シラフォント36相当)
  • ・製品サイズ:225×227×17
製品概要 【電動ステアリングコラム製品】
  • ・部品名称:BELLCRANK & HOLDER(2部品)
  • ・鋳造仕様:250ton 各×2ヶ取り
     機械加工:MC×3
  • ・材種:ADC12
  • ・製品サイズ:64×86×64(BELLCRANK)
           79×47×69(HOLDER①)
           58×57×69(HOLDER②)

Product 02

照明器具

シーリングライトの本体、スポットライトの本体やアーム、ダウンライトの枠
ポーチライトの本体などさまざまな照明器具の部品を製造しております。

製造品目の紹介【照明器具部品】

本体

サイズ:106 × 106 × 25

本体

サイズ:92 × 92 × 100

本体

サイズ:150 × 177 × 150

本体

サイズ:286 × 254 × 155

本体

サイズ:117 × 112 × 24

本体

サイズ:83 × 83 × 96

Product 03

ガス器具

LPガス供給用の自動切替式調整器の部品を製造しております。

製造品目の紹介【ガス器具部品】

本体

サイズ:105 × 67 × 43

本体

サイズ:164 × 80 × 58

本体

サイズ:72 × 72 × 38

本体

サイズ:140 × 80 × 33

Product 04

通信機器

無線機器において、小型トランシーバーのアルミダイカスト筐体を製造しています。

製造品目の紹介【通信機器部品】

CHASSIS

サイズ:73 × 131 × 53
表面処理:三価クロメート

CHASSIS

サイズ:119 × 49 × 20
表面処理:Ni-Crめっき

CHASSIS

サイズ:115 × 181 × 64
表面処理:塗装

COVER

サイズ:108 × 179 × 11
表面処理:塗装

COVER

サイズ:73 × 73 × 16
表面処理:Niめっき

HEAT-SINK

サイズ:108 × 255 × 29
表面処理:塗装

ダイカスト金型とその構造

ダイカスト金型は、大きく分けると固定型と可動型に分けられます。固定型には溶湯を注入するための鋳込口ブッシュがあり、可動型には製品を取り出すための押出機構と引抜き中子などが設けられています。
また、製品の形状を構成するキャビティと、溶湯をキャビティへ導くためのランナー(湯道)、ゲート(湯口)、などがあります。入子には冷却水を通すための穴が設けられており、鋳込まれた溶湯を凝固させます。ダイカスト金型は1個取り金型、同形多数個取り金型、異形多数個取り金型に分類され、同形多数個取り金型は全て同一形状のキャビティからなり、異形多数個取り金型は異なる形状のキャビティを持ちます。

ダイカストマシンの形式

ダイカストマシンは固定、可動の2つの金型を開閉するための型締部、そして製品を金型から押し出すための押出部を備えています。これらを作動するための油圧装置は、電気装置で制御されており、型締めには油圧シリンダーを直接使用した直圧式と、油圧シリンダーとトグル機構を組み合わせた方式があります。

私たちの取り組み

嶋本ダイカストは省エネルギー、廃棄物の削減、リサイクルの推進を行い環境保全及び汚染の予防を継続的に推進します。
また社員全員に、環境方針の周知徹底に努め、意識向上のために教育活動を積極的に行います。

嶋本ダイカストはこれからも品質管理と環境保全に取り組みます。
2005年  ISO 9001:2000(品質マネジメントシステム)取得 2007年  ISO 14001:2004(環境マネジメントシステム)取得